参考資料

スムーズに見えるフレームレートを決めるのは眼球の振動速度?

フレームレートによってリアルに感じたり映画っぽく感じるのは、網膜の微振動が影響しているらしい。

https://srad.jp/story/14/12/26/2056242/

 

人間が24fps以上のフレームレートを見ることができると言い切っても差し支えないと思われるが、なぜ48fpsの動画はビデオっぽく見えるのか、24fpsの動画は「夢のよう」であったり「映画のよう」であったりするのか、60fpsのゲームは30fpsのゲームよりもリアルに感じるのか、といった点が次の疑問となる。

MicrosoftのXbox Advanced Technology GroupのSimon Cooke氏が、これらをすべて説明する興味深い理論を展開している。人間の眼球は70~103Hz(平均的には83.68Hz)で微小に振動している。これは固視微動の1つでトレモア(微震)などと呼ばれるが、眼球の微震により網膜が揺れることでセンサーのおよそ2倍の解像度が得ているという仮説がある。
Cooke氏によると、振動の半分よりも低いレートで変化する映像を人に見せた場合、スーパーサンプリングの実行に充分な速さで変化する信号を受け取ることができないという。そのため、知覚された多くの動きデータだけでなく、多くのディテールも切り捨ててしまうとのこと。

一方、振動の半分よりも高いレートで変化する映像であれば、より多くのディテールを捉えることができ、よりよい映像を再現できるという。わずかなフィルムノイズの付加や、可能であればテンポラルアンチエイリアシングを使用して間を埋めることで、さらに良い結果が得られるとのことだ。

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