ZBRUSH 2019.1が公開されたようです。
https://www.zbrushcentral.com/t/zbrush-2019-1-now-available/216270
機能追加
ZBrush 2019.1はワークフローの改善や、ZBrushの使用感を強化する複数の内容を追加いたしました。
- 新しい分割表示モードが追加されました。 現在のサブツールを他のサブツールから孤立表示にし、残りのサブツールを片側のスクリーンにて表示を行う機能です。
- ZBrushCentral.com コミュニティからキュレーションが行われた画像が、(一定時間経過後)スクリーンセーバーとして表示される機能が追加されました。他のOSのスクリーンセーバーと異なり、こちらはZBrushのアプリケーション画面にのみ影響を与えます。
- 新しい”グループ交差”モードがスムースブラシモディファイアに追加されました。
- GOZにアップデートが加えられ、Adobe Photoshop® 2019、 Autodesk Maya 2019 と Autodesk 3DS Max 2020に対応しました。
- FBXフォーマットにて、カメラのインポートやエクスポートを行う際に最大64カメラ分サポートを行えるようになりました。インポートされたカメラは、ドローパレット内のカメラ選択機能のリストにて確認が行えます。FBXは、2019のバージョンに対応いたしました。
プラグイン
複数のプラグインが2019の追加機能に対応し、安定性や、パフォーマンス改善が行われました。
- サブツールマスターに、新しく、非表示頂点を表示する機能が追加されました。
- ZAppLink
- スケールマスター
- 3Dプリントハブ、大型STLファイルへの対応や、インポートの際により多くのSTLフォーマットに対応するようになりました。
- インターセクションマスカー
- FBXインポート/エクスポート
- ZBrush to Photoshop
- ZColor
- デシメーションマスター
- 画像平面
改善点
以下が、ZBrush 2019.1にて改良や、挙動の変更などが加えられた点です。
- Editモードを抜ける際に、確認を行うポップアップメッセージが表示されるようになりました。
- サブツールフォルダーが上に移動や、下に移動を行う機能に対応しました。
- スポットライトにて表示を行われていた参考画像にてダイナメッシュのブーリアン処理を行わないようになりました。(2019と同様にダイナメッシュにて切り抜きを行うにはスポットライトにて“減算”を押す必要があります。)
- macOSのショートカットにアップデートが加えられ、Command + Fを押すことでフォルダーを作成できます。
- macOSのショートカットにアップデートが加えられ、Command + Ctrl + Fにて新しいフォルダーを作成する代わりにフルスクリーンに切り替わるようになりました。
- ネットワークを経由した、ファイルの保存や読み込みに改善が加えられました。
安定性や修正項目
ユーザーや、ベータテスターによって挙げられた問題点がZBrush2019.1リリースにて修正されました。
- Ctrl + Shiftブラシはスペースキーを押した際に飛ばなくなりました。
- すでに利用されているホットキーを割り当てる際に警告が表示されるようになりました。
- スナップショット3Dのスナップポイントがキャンバスのズームも考慮してくれるようになりました。
- .jpegと.tiffの画像ファイル形式に対応するようになりました。
- 合計頂点数表示が改善されました。
- ブーリアンの生成が改善されました。
- クリースレベルスライダーはダイナミックサブディビジョンが有効な際に結果を更新するようになりました。
- 透過モードが有効な際には、ドットディスプレイモードが無効になるようになりました。
- サーフェスノイズエディターの安定性が改良されました。
- Editと移動モードに素早く切り替えた際の安定性が改良されました。
更新方法
サブスクリプションライセンスを含むシリアル番号を持つユーザーには、使用できる3つの方法があります。
- ZBrushを閉じて、それからあなたのコンピュータのそのフォルダを参照してください。そこにあるZUpgraderアプリケーションを実行してください。画面の指示に従ってアップデートをダウンロードしてインストールします。
- Windows またはmacOS 用のアップデータアプリケーションをダウンロードしてください。実行する前に、このアプリケーションをZBrush 2019フォルダに置いてください。その後、画面上の指示に従ってください。
- ZBrush 2019をアンインストールし、そのフォルダを削除します。次にMy Licensesに ログインします。ここでスタンドアロンZBrush 2019.1インストーラをダウンロードすることができます。それを実行してZBrushを再インストールしてから(要求された場合)再度アクティブにします。
フローティングライセンスをご利用の場合は、ITチームに更新指示を受け取るためのサポートチケットを送信してもらいます。