ABCアニメーションスタジオのリグシステム「ARS」の紹介記事が公開されています。
国内のMayaのリグ関係を調べると「ローカルリグ」「ローカル空間リグ」「ローカルセットアップ」と言うような表現がよく出てきます。どんな物なのか定義が書かれてなかったりよくわからなかったのですが、何となくイメージしてた物で合ってたみたい。
旧来のMayaは、高速に動作するリグを作るために「ローカル計算」を多用することが多くありました。
例えば「腕から手まで」という範囲内にひねりやカーブリグ等複雑なギミックを入れ込んでいく際、ワールド計算(コンストレイン等)をしてしまうと他の部位(例えば背骨)が動いた際も、このギミックの計算が走ってしまいます。
https://area.autodesk.jp/column/tutorial/maya-rigging-technique/01-ars-overview/
ARSの特徴
- プラグインレスで動作する (2020/12月現在)
- Maya 2020以降に最適化されており、高速なfpsで動作する
- 大半のコントローラが移動、回転、スケールを開放してある
- ギミックの取り付けに対する試行錯誤がしやすい
- リファレンスシーンに対してギミックをアタッチできる