CG News

Maya 2022 リリース

Maya 2022がリリースされました。2021はスキップされたようです。機能追加が多いですね。

https://help.autodesk.com/view/MAYAUL/2022/JPN/?guid=GUID-C468A370-3EE5-48E6-BEFA-6125872A1F38
https://area.autodesk.com/blogs/the-maya-blog/the-most-powerful-maya-yet/

USD プラグイン

Maya の Universal Scene Description (USD)のサポートが追加されました。アーティストは Maya ワークフローと共に USD をシームレスに使用できるようになりました。

アニメーション ゴースト化

ゴースト化エディタを使用すると、アニメーションをエコーするイメージを作成し、アニメートされたオブジェクトの時間経過に伴う動きや位置を視覚化することができます。

 

デフォーマのコンポーネント タグ

コンポーネント タグを使用すると、ノードに依存しない名前付きのグループを作成してジオメトリを変形し、タグ メンバーシップを即座に変更できます。

 

Python 3

Windows および Linux の Maya は、既定で Python 3 モードで起動するようになりました。Maya を Python 2 モードで起動することもできます。

 

Bifrost 2.2.1.0 プラグイン

Bifrost 2.2.1.0 には、ディスク上のキャッシュされたフレームからシミュレーションを再開する機能や、シミュレーションで新しいパーティクルをスポーンする機能、低解像度の Aero シミュレーションを洗練させる機能など、シミュレーション ワークフローを強化する新機能が含まれています。

グラフ エディタの改善

 

ノイズの多いアニメーション データをクリーンアップするピーク除去フィルタ

 

カーブの「ノイズ」を削減するためのスムーズ フィルタ(ガウス)

 

接線タイプを保持

追加したキーに対して接線タイプを保持: ON

追加したキーに対して接線タイプを保持: OFF

 

セキュリティ プリファレンス

特定のコマンドやプラグインの場所を Maya がロードすることを防ぐため、プリファレンス(Preferences)ウィンドウでこれらに対してフラグを設定できるようになりました。

 

メッシュをスイープ

新しいメッシュをスイープ(Sweep Mesh)機能を使用して、シンプルなカーブ シェイプからメッシュを作成します。
カーブの長さから編集可能なメッシュを生成して、チューブ、パイプ、リボン、ケーブル、ロープ、道路、角、ヘアカード、およびクラウン成形などの建築の詳細といった、幅広い有機的な形式およびハード サーフェス形式を作成できます。

 

Rokoko Motion Library

Rokoko Motion Library プラグインを使用すると、自宅にいながら、ドラッグ アンド ドロップするだけで、プロが作成したモーション キャプチャ アセットをシーンに取り込むことができます。

 

キャッシュされた再生の改善点

キャッシュされた再生が更新され、ダイナミクス ノードとタイム エディタがサポートされるようになりました。

 

新しいソリッド化デフォーマ

新しいソリッド化デフォーマを使用すると、変形されたジオメトリ上に、さらにソリッドに見えるジオメトリ領域を作成し、ボタンやベルトのバックルなど、キャラクタのクロスのリジッドなパーツを定義することができます。

 

OpenColorIO v2

Maya は、最新のカラー管理を実現するために OpenColorIO v2 と統合されています。OCIO v2 は、視覚的エフェクトとコンピュータ アニメーションを重視したモーション ピクチャ制作を対象とする、完全なカラー管理ソリューションです。

 

 

 

起動時の操作性の改善

Maya の起動時の操作性について、次のような多くの改善が行われました。

  • 起動時間と終了時間の短縮
  • 起動中のフォーカス喪失を防止
  • 出力ウィンドウの状態を記憶
  • 以前のインストールから特定のプリファレンスをコピー可能
  • 分かりやすくなった新しいスプラッシュ画面

起動時間と終了時間の短縮、および新しいスプラッシュ画面

 

新しいプリファレンスのコピー オプション

 

Create VR for Maya

Create VR for Maya は、臨場感のあるコンセプト デザイン ツールです。アーティストとデザイナーはこのツールを使用して、クリエイティブなプロセスを 3D で直接開始することができます。

デザイナーはシンプルなカーブ ツールやサーフェス ツールを使用して、外観やシェイプを調べながら、バーチャル リアリティ環境で自分のデザインを完全に体験することができます。その後、スケッチやモデルを Maya またはその他のコンテンツ作成アプリケーションに簡単に書き出して、最終的な調整を行えます。

 

 

Arnold for Maya 4.2.1 プラグイン

Maya 2022 には MtoA 4.2.1 が組み込まれています。このプラグインには Arnold 6.2.0.1 が導入されており、イメージャを通してライトの混合、ブルーム、インタラクティブなノイズ除去を実現する機能リリースとなっています。

また、Maya で USD を快適に操作するための USD のサポート機能の向上、Arnold レンダー ビューへのレイアウトの改善、および OSL シェーダに対する OSL 構文ハイライト機能が導入されています。

 

自動接線のタイプ

グラフ エディタの自動接線に追加された新しいオプションによってアルゴリズムが改善されたため、アニメータは詳細なコントロールを行い、予測可能な結果を得られるようになりました。

 

Maya 2022 devkit の新機能

Maya API に新しい最小要件、新しい API、新しいサンプル、および Python 3 の新しいサポートが追加され、一部の API が変更されました。

https://help.autodesk.com/view/MAYAUL/2022/JPN/index.html?guid=Maya_SDK_What_s_New_What_s_Changed_2022_Whats_New_in_API_html

 

新しい環境変数

さまざまな特殊な動作をコントロールできる新しい環境変数が追加されました。

  • カメラ シーケンサ
  • .hikc v1 の書き出しのサポート
  • 独自のクラッシュ エラー レポートを取得する
  • OCIO およびカラー管理
  • リモート デスクトップ でビューポート 2.0 を OpenGL モードで実行する

 

HUD: 評価マネージャのステータス メッセージの更新

評価マネージャの状態が適切に反映されるように、Maya ヘッドアップ ディスプレイ評価マネージャのステータス メッセージが変更されました。

 

タイム スライダ(Time Slider)のブックマークの改善

タイム スライダのブックマークにいくつかの新しい機能とツールチップが追加されました。

インタラクティブな移動とスケール

 

デフォーマの更新

デフォーマの減衰エフェクト

 

スキン クラスタの減衰のサポート

 

FalloffEval ノード

 

HumanIK: 首のモーションの削減の設定

キャラクタのボディから首までの動きを最小限に抑える、新しい首のモーションの削減スライダが追加されました。

 

 

その他の新機能

  • タイム エディタアニメーション クリップの加算ブレンド
  • 評価ツールキットの改善点
  • 3D ペイントで高解像度テクスチャをサポート
  • FBX を使用して標準サーフェスの読み込みと書き出しを実行できるようになりました
  • 新しい Standard Surface シェーダの既定値
  • ロードされていないリファレンスのネームスペースを保持する
  • レイヤ テクスチャへの新しい CPV 調節ブレンド モードの追加
  • 頂点カラー ペイント ツールへの新しい RGBA 表示チャネルの追加
  • 他のオブジェクトとのピボットのスナップ
  • アウトライナの垂直分割バー
  • ハイブリッド キャッシュの設定
  • Retina/高DPI (4k)ディスプレイのサポートの改善
  • 曲線表示設定
  • 新しいスナップ トランスフォーム プラグイン
  • アウトライナの新しいセットコンテキスト メニューを使用して、セットを簡単に作成できます
  • ビューポート内の部分的に透明なサーフェスのアーティファクトの削減
  • アニメーション レイヤの読み込みオプション
  • スキン ウェイト ペイント ツールの改善
  • GPU のサポートと選択セット
  • 正確な UV 配置
  • 行列ウィジェットの改善
  • blendShape の修正
  • editMA の書き出しのサポート
  • クリプト エディタの改善
  • 既定ではロードされないベクター レンダラ
  • UV ピンと近接ピンを使用したカーブ入力のサポート
  • Substance プラグインの更新

コメントを残す