MayaでFBXファイルのコンストレイントを読み込む方法について書いてみたいと思います。
Mayaのファイル読み込みの動作が気になったのでメモです。
FBXファイルのコンストレイント
FBXファイルにはコンストレイントを保存することができます。FBXが対応しているコンストレイントは以下の5種類です。
- ポイント
- エイム
- 方向
- ペアレント
- IK ハンドル(極ベクトルを含む)
FBXのコンストレイント保存に対応してるソフトは多くありませんが、MayaやMotion Builderは入出力に対応しています。Unityなどのゲームエンジンでもコンストレイントを読み込むことができます。
Mayaのコンストレイント。
FBXのコンストレイント書き出しオプション。
MayaでFBXファイル読み込み
MayaでFBXファイルを読み込む場合、ファイルメニューの「読み込み」から行います。
このとき読み込みダイアログのファイルの種類が「すべてのファイル」の状態でFBXを読み込むと、コンストレイントが正しく読み込めません。
コンストレイントが読み込まれない。
コンストレイントを読み込みたい場合は、ファイルの種類を「FBX」にしてから読み込む必要があります。
コンストレイントが適用されている。
ファイルの種類を「FBX」にしてFBXを読み込んだ後は、「すべてのファイル」に変更してもFBXのコンストレイントが正常に読み込むことができる状態になります。
FBXの読み込みオプションではコンストレイントの読み込みはデフォルトでONなので「すべてのファイル」でも正しく読み込んでくれてよさそうなのですが、Mayaはファイルの種類を指定しないと正しくファイルをロードできない場合があるようです。ファイル読み込み動作に一貫性がないのは困りものですね。