LightWave Digital が LightWave 3D を買収したとユーザー宛にメールが届きました。買収したのはアニメーションとFX業界で30年以上の経験を持つAndrew Bishopと彼のチームで、LightWave Digitalを立ち上げたようです。
https://go.vizrt.com/webmail/428312/1229822028/75534276ea7a8a10c6763a40c4dff14d733cf3c608e13d5783aebf8241d0f331
https://forums.newtek.com/threads/lightwave-appears-to-be-sold-with-handover-aimed-for-end-of-the-month.167548/
Vizrt Groupは、買収先の選定にあたりユーザーのメリットを重視したようです。短期5年間とそれ以降の開発計画を求められたとのこと。
LightWaveは4月27日に引き継ぎが完了し、そこからどのように開発を行うか見積もる作業が開始されるそうです。LWフォーラムやサイトを立ち上げるのに少し時間が掛かるため、現在はDiscordを連絡に使用しています。
ビジネス プランは大丈夫なのか?という質問に対して、Andrew氏はアニメーション機能を強化するような返答をしています。
アニメーション業界はこれまでで最大の規模であり、実際3Dソフトウェアの収益もこれまでで最大のものです。もちろん、そのためには、アニメーターが見栄えの良いショットを素早く作成できるような機能を追加する必要があります。
LightWaveは2020のリリースしたあと開発チームを解散し、多くの開発者はVizrtを辞めました。Vizrtに残った少ないスタッフもLWの開発はしていないとの情報があり、LWの開発継続は絶望的に思われていました。2021年にリリースされた2020.0.3は公式からのアナウンスがなく、辞めたスタッフがスレッド立ててました。
まさかのLWユーザーによる買収は驚きですね。今後5年間でLWがどう進化するか楽しみです。
LightWave ミュニティの皆様へ
LightWave 3Dは、エミー賞を受賞した実績のあるモデリング、アニメーション、レンダリングプログラムであり、皆さんのようなフォロワーや熱心なユーザーの軍団を擁しています。
Vizrt Groupでは、それにふさわしいコミットメントと熱意を提供するホームを探していました。
アニメーションとFX業界で30年以上の経験を持つAndrew Bishopと彼のチームは、LightWave Digitalの名でLightWave 3Dを買収することになりました。
アンドリューのVFXの仕事ぶりをご存知の方もいらっしゃると思いますが、LightWave 3Dを英国やヨーロッパ市場に導入し、英国での流通を担当しました。
私たちは、この決定を軽々しく下したわけではありません。LightWave 3Dに新しい命を吹き込み、ユーザーにさらなる価値をもたらし、映画、アニメーション、VFXのための3Dグラフィックスの次世代を切り開くことを強く望むチームと共に、LightWave 3Dの未来を確実にすることが、常に望まれていました。
私たちは、このオーナーのもとで、Andrewと彼のチームが、これ以上のものを提供してくれると確信しています。Andrewと彼のチームとの取引が完了した時点で、より多くの情報を共有する予定です。
今のところ、新チームへの連絡は、こちらのDiscordチャンネルから可能です。
Andrew Bishop 氏について
私はLightWaveの販売も担当し、LightWaveを英国で3Dシートの1/2位にまで押し上げました(当時はVTR plc、後にPrime Focusが買収の一員でした)。
その後、モリネアでダークサイドを立ち上げ、後にダークサイドという独立した会社になりましたが、当時は目指すものによって、ダークサイド・アニメーション、ダークサイド・アニメーション・フィルム、ダークサイド・スタジオなど、いくつかのサブネームを持っていました。
その後、COMS社に買収され、社内のアニメーション会社となりましたが、TVや広告の既存顧客のために作品を作り続けました(『Spooks』『Hustle』『Outcasts』など、数多くの番組でエフェクトを担当しました)。しかし、COMSの所有者が変わったとき、私たちは財政的に大きな負担を強いられることになりました(自分たちを買い戻さなければならなかったため)...その時点で、私たちは本当に回復することはありませんでした。
そのチームの残党は、サイモン・パーシーが率いるリトル・シャドーを設立し、広告やテレビの分野で優れた作品を制作する素晴らしい会社になりました。
私はもうダークサイドを作りたくなかったので、エンジニアリング・ビジュアライゼーションの道に進みました。ダークサイドが終わってからは、エンジニアリングのビジュアライゼーションに専念しています(そして大成功を収めています)。
最後に、LightWaveを救うためのチームを結成するよう私に頼んだのは、Newtekチームの上級メンバーでした。
Discordの反応
現在Discordではお祝いのメッセージで盛り上がっています。「2000年頃に戻ったようだ」と書き込まれるほど、懐かしのユーザーが集ってます。古いLWのパッケージ写真をアップして、インターネット老人会開催中です。