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Modo 開発終了

modo の開発終了が発表されました。Modoフォーラムは2024年12月で閉鎖、製品ダウンロードは2025年11月まで利用可能です。また、サブスク契約者向けに「10年間使用できるライセンス」と、メンテナンス契約者向けに「恒久に使用できるライセンス」が公開されています。

自分にとって最高に使いやすく、将来に期待していたソフトだったのでとても残念です。modoの開発者はFoundryの他製品の開発に移動した人もいるようです。今まで素晴らしいソフトを開発してくれて本当にありがとうございました。

https://www.foundry.com/news-and-awards/foundry-winds-down-modo-development

Foundry社、3DモデリングツールModoの開発を終了する戦略的決定を発表

2024年11月7日、ロンドン発 - メディア・エンターテインメント業界向けクリエイティブ・ソフトウェアのリーディング・デベロッパーであるFoundry社は本日、3DモデリングツールModo 17.1を今年後半にリリースした後、Modoの開発を終了することを決定したと発表しました。この戦略的決定により、Foundry社は中核製品に集中し、メディアおよびエンターテインメント業界の進化するニーズに対応する新しいソリューションに投資することができます。

アクティブな顧客は、現在の契約が終了するまでサポートを受け続けることができ、将来もModoを使用できるように10年間の延長ライセンスを取得することができます。

 

FAQ

どのようなサポートが受けられますか?

メンテナンスまたはサブスクリプションをご利用のお客様は、現在の契約期間が終了するまでサポートを受けることができます。問題に対する解決策や回避策を調査し提供し続けますが、今後の製品リリース(機能リリースまたはメンテナンスリリース)は予定しておりません。

 

契約終了後、Modo は将来のオペレーティングシステムのアップデートでも動作しますか?

Modoは将来のオペレーティングシステムでも機能し続けるかもしれませんが、潜在的なコンフリクトに対処するためのパッチやアップデートは発行されませんので、将来のオペレーティングシステムアップデートとの互換性は保証できません。そのため、できるだけ早く代替の3Dワークフローに移行されることをお勧めします。

 

Modoのダウンロード、ドキュメント、フォーラム、サポートチャンネルは継続されますか?

Modoの製品ダウンロード、ドキュメント、学習コンテンツ、サポートナレッジベースは2025年11月まで利用可能です。Modoフォーラムは2024年12月まで利用可能です。

 

Modoのライセンスを別のマシンに移行することはできますか?

可能です。メンテナンスまたはサブスクリプションをご利用中のすべてのお客様には、必要に応じてマシン間で移動できる拡張ライセンスの取得方法を説明したメールをお送りしています。アクティブでないお客様、またはこのメールを受け取っていないお客様は、licenses@foundry.com までご連絡いただき、ライセンスの移行をご依頼ください。

 


 

コミュニティーの反応

突然の出来事にFoundryフォーラムでも複数のスレッドが立っています

https://community.foundry.com/discuss/forum/32/modo-discussion

 

DiscordのPixel Fondueサーバーでは プロダクトマネージャーのグレッグさんがコメントと共に、多くの方が開発終了を悲しんでしました。

 

国内でmodoユーザーを支えてきた Modo JAPANグループからも情報が公開されています。「突然の通達」とあるので、modoの開発終了は急な決定だったことがうかがえます。

日本時間11月7日(木)、開発元であるFoundry社より、「Modo」の開発および販売終了の突然の通達を受けました。

https://modogroup.jp/info/terminate.html
https://modogroup.jp/pdf/information/Foundry_Modo_EOL_20241108.pdf

 

Pixel Fondue主催者のGregさんが、Foundryにmodoをオープンソース化するよう呼びかけるようです。

 

 

 

本当に突然の開発終了で、驚きと悲しさでいっぱいです。

朝起きて開発終了のポストをXで見かけて、その日はどこか落ち着かない日になりました。寝て起きれば気にならなくなるかなと思っていましたが、その後の週末も少しテンションが低かったので、自分で思うよりもショックだったようです。

10年前からオリジナルのmodo開発者が徐々に辞めていて不安な面もありましたが、17.0では2022年から予告されていた将来に向けたパフォーマンス改善向けた最初のステップ「ビューオブジェクト」が追加され、 modo 17 シリーズでは多くのユーザーが望んでいた安定性とパフォーマンス改善に焦点を当てる予定でした。これまで動作が遅い原因となるビューポート更新とメッシュ処理がマルチスレッド対応になり、17.1ではダイナミック デフォーマー キャッシュ、17.2ではダイナミック オブジェクト ビュータイプやHydraの統合が予定され、待ち望んでいた高速化を期待していたタイミングでの開発終了がとても残念です。

17.1のベータ版を見てもダイナミック デフォーマー キャッシュはなく、ベータもこれまでになく長い期間になっていて「ビューオブジェクト」を安定させるのに手こずっているのかなーという印象でした。これまでも予定通り機能追加されることは少なかったので特に気にしていませんでしたし、17.1のベータが進むにつれて新しい機能が追加されていたので、いつも通りに開発が進んでいるように見えていました。

modoのライセンスはサブスクに移行していたので、仮にmodoの開発が終了するとしてもAutodeskのように徐々に機能追加の数が少なくなり、バージョン番号だけ更新する虚無アップデートしばらく続いて、誰も契約者がいなくなってと、段階的に終了の雰囲気を出しながら開発終了が宣言される物だと思っていましたが、本当に突然のシャットダウンという感じで驚きました。開発終了はありえる未来だと思っていましたが、こんな突然訪れるとは思っていませんでした。

3DCGという複雑な作業をアーティストが使いやすいように」というLuxologyの哲学で作られたmodoのツール群はとても魅力的で使いやすかったです。本当に最後までmodoを開発し続けてくれたチームには感謝しかありません。今まで素晴らしいソフトを開発してくれて本当にありがとうございました。

コメント

  1. 匿名 より:

    せっかくメニーコアに対応して軽くなりこれからだったんですけどね・・・
    長年の相棒を亡くしたような喪失感です

    1. kai より:

      本当に残念です。これからも使えなくなるまでは使用し続けようと思います。

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