Affinity Designer のグローバルカラーについて書いてみます。
グローバルカラーとは
グローバルカラーは「色」を「インスタンス」や「参照」のように管理する機能です。
複数ページにまたがるデザイン要素やアイコンなど、後からまとめて色を変更したい場合があります。グローバルカラーを使用して色を設定しておくと、後から別の色に変更するのが楽になります。
グローバルカラーの使用方法
グローバルカラーの追加方法は2種類あります。
- オブジェクトからグローバルカラーを追加する方法
- グローバルカラーを追加してからオブジェクトに割り当てる方法
1. オブジェクトからグローバルカラーを追加する方法
オブジェクトを選択してから、右クリックメニュー「スウォッチに追加」から以下のいずれかのをクリックします。
- 「塗りつぶしからグローバルとして」
- 「線からグローバルとして」
- 「両方からグローバルとして」
2. グローバルカラーを追加してからオブジェクトに割り当てる方法
スウォッチ ウィンドウのメニューから「グローバルカラーを追加」をクリックし、追加された色をオブジェクトに割り当てます。
グローバルカラーはスウォッチ ウィンドウのドロップダウンで「ドキュメント」にリストされます。カラーパレットの左下には三角のアイコンが付きます。
選択メニューには同じ色を選択するコマンドもあります。うっかりグローバルカラーの設定を忘れた場合も、後からグローバルカラー化できるので便利です。
グローバルカラーに近い機能で「シンボル」があります。シンボルは色もリンクしますが、どちらかというとオブジェクトのシェイプをインスタンス化する機能です。シンボルに異なる色を割りあてて、より高度な管理もできます。
グローバルカラーを追加/変更したい場合に、どこから設定するか忘れがちなので記事にしてみました。