Windows11の壁紙が「スライドショー」から「画像」に勝手に切り替わる場合の対処方法について書いてみます。
壁紙が「スライドショー」から「画像」に勝手に切り替わる
2024年の中頃から「タスクビュー(デスクトップ)」を切り替えると、デスクトップの壁紙の設定が「スライドショー」から「画像」に勝手に切り替わる不具合が発生しました。数ヶ月放置していたらWindowsアップデートで改善したのですが、今年また再発しました。対処方法を調べたので書いておきます。
対処方法
背景に「画像」として適当なファイルを設定し、「スライドショー」に切り替えた後、そのファイルを削除すると勝手に切り替わる問題が解決します。
手順
1. 「個人用設定」の「背景をカスタマイズ」を「画像」にします。
2. 「写真を参照」をクリックしてファイル選択ダイアログを開き、適当な画像を設定します。
「写真を参照」ボタンが表示されていない場合は、Windowsデフォルトの画像をクリックすると表示されると思います。
3. 追加した画像を右クリックして「すべてのデスクトップに設定する」をクリックします。これ重要です。
4. 背景を「画像」から「スライドショー」にします。
5. 「画像」で設定したファイルを移動、または削除します。
これでタスクビューを切り替えても「スライドショー」が維持されるようになります。
Windows11はタスクビューごとに壁紙を設定できますが、恐らくこれが不具合の原因だと思われます。
タスクビューごとに壁紙を設定できますが「スライドショー」には非対応でした。このため「スライドショー」ユーザーが一度でもタスクビューごとの背景を使用してしまうと、その設定がレジストリに残ってしまいます。その結果Windowsアップデートのタイミングで「スライドショー」の設定をタスクビューが「画像」の設定で上書きする不具合が発生するのだと思われます。
タスクビューは「スライドショー」を「画像」に切り替えようとしますが、参照した画像がない場合「画像」に切り替えられないので「スライドショー」が維持されます。
ちなみにタスクビューの壁紙情報は、以下のレジストリに記録されています。
\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\VirtualDesktops\Desktops
WallPaperを削除したら改善したとの話を見かけますが、私の環境ではタスクビューを切り替えのタイミングでキーが再生成されてしまい効果がありませんでした。
壁紙の不具合は直接Windowsの使用で困るという物ではありませんが、テンションが下がります。私の場合、ネットで見かけたいい感じのイラストをダウンロードして、一分間隔でスライドショーしています。デスクトップを表示するたび新しいイラストが表示されて楽しいのですが、壁紙が固定画像になってしまうと変化が無くて退屈です。この記事がスライドショーユーザーの役に立ったら嬉しいです!
というかスライドショーの不具合くらい早く直して、マイクロソフト...