modoで法線をブレンドして滑らかにめり込ませる方法について書いてみます。Autodeskのセミナー見てたらtyFlowで法線をブレンドする方法を解説してたので、modoで再現してみました。

スケマティックはこんな感じです。


平面に法線マップを作成して、Transfer Vertex Mapノードを使用して球体に平面の法線を転送します。このままだと球体全体に平面の法線が転送されてしまうので、Linear Falloffを使用して法線を転送する範囲を制限します。思ったより単純ですね。
平面等にオブジェクトがめり込んだ場合に、めり込んだ境界を滑らかに見せるために法線をブレンドする手法は以前から見かける手法です。
法線を転送しているので、ブレンドの滑らかさがメッシュの細かさに依存します。また法線編集は疑似的な物なので、レイトレースシャドーのような正しく形状を投影する機能と相性が悪いです。tyFlowやBlender 4.5のメッシュ法線設定ノードを試しましたが同様にメッシュの頂点数に依存しているので、そういう物みたいです。
レンダリング目的ならシェーダーの「丸めエッジ」の方が手軽で綺麗な気がしました。
法線とは違いますが、シェーダーノードを使用する方法もあります。
モデルの法線ベースで試したい人が居るかも知れないので、メモとして残しておきます。


