ちょっと忙しくなってきそうで、なかなかムービー作りが進まないため
被写界深度プラグインテスト。
ムービー用に後付けでフォーカスを変えたい時
ガウスぼかしは物足りないなーと以前から感じていて
3Dソフトにも色々プラグインが存在するので
3Dで完結させる事も考えていたのですが
微調整の事を考えると、後処理の方が気楽なので^^;
AE用のプラグインをデモって見ました。
ソフトは有名どころのIrisFilterとLenscare1.2。
実際のところ予算の関係もあるので
Lenscareしか買えないのですが(汗
品質の比較もかねて、ソフトごとの差異をメモっておきます。
画像はIrisFilterの制限内である300*300ピクセルの
アルファ付きの画像を読み込み実験。
わかりやすくオーバー気味にフィルタを掛けて見ました。
背面の青色はAEの背景色です。
【通常】
【ガウスブラー】
【IrisFilter5.6】
3DソフトのZ情報を元に被写界深度をコントロール可能。
Z情報がなくともぼかす事は可能だが、
背景レイヤーを指定できないためか、ボケ足の部分が濃く現れる感じ?
というか、アルファで切り取られた周りが出ちゃってます^^;
【FinalFocus2.0】
レイヤーの重なり順で被写界深度をコントロール可能。
複数のレイヤーを1つのフィルターでコントロール可能のため、
複数レイヤー間で、一連のフォーカスの切り替えが綺麗にいきそう。
FinalFocusはZ情報を元に被写界深度をコントロールすることは出来ない。
用途に合わせて買い揃える必要がある。
また、FinalFocusの旧バージョンが手ごろな価格ではあるが
2.0にくらべ処理速度が異常に遅い。
IrisFilter関連のプラグインは
使用するサイズ(D1、HD)や8bit、16bitの違いにより
ソフトの値段が変わってくる。
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Lenscareは2つのフィルターで構成されている。
Depth of FieldはZ情報を元に被写界深度をコントロールし、
Out of Fieldはレイヤーの重なりを考慮して被写界深度をコントロールする。
【Depth of Field】
LenscareはIrisFilterに比べIrisのシャープさに欠けるが
Out of FieldよりはシャープなIrisを出す事が出来る。
【Out of Field】
FinalFocusのように複数のレイヤーをコントロールする事はできないが
ぼけ足の部分に背景レイヤーのディストーション具合を付加する事が出来たり
ハイライトの抽出範囲を細かく設定できる。
LenscareはIrisFilter、FinalFocusの二つのプラグインに相当する機能を内包し
かつ描画処理が早い。サイズ制限等がない。価格が手頃というのがメリットです。
特にサイズ制限がないのはいいですね。
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