参考資料

LEDウォールを使用した撮影スタジオ「LED STUDIO」

株式会社サイバーエージェントがLEDウォールを使用して撮影可能なサービス「LED STUDIO」を開始するようです。

LEDウォールを使用した撮影はEpic GamesがUnreal Engineを使用したバーチャルプロダクションツールを提案したり、ILMがマンダロリアンシリーズで本格的に導入したことで最近見かけることが多くなった気がします。古い作品だと2013年公開の映画「Gravity」でライトボックスと呼ばれるLED照明を活用した撮影方法が紹介されてます。

https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=25264

LED STUDIO™について

「LED STUDIO™」は、世界最小の微細なLEDを使用し業界最先端の技術によって作られたSamsung社の巨大なLEDウォール(縦3.2m×横4.8m)と、最も照度が高いLEDソフトライトによって多彩なライティングエフェクトが設定できるLED照明で構成しています。
巨大なLEDウォールを囲むように設置されたLED照明によって、人物と背景に適したライティングが考慮されたCG背景の空間を、色彩豊かに創り出すことが可能です。

 

LED照明により、従来の撮影では時間を要した照明のセッティング作業も効率化され、演者への負担も少なく臨場感のある撮影ができ、多忙な著名人の時間や場所の制約を大幅に減らします。コロナ禍においても、海外など遠方に移動せずスタジオ内だけで様々なロケーション撮影が可能です。

また、撮影後の合成作業も格段に効率化します。従来のグリーンバック撮影のように、撮影後に人とCG画像を合成させるデジタル合成ではなく、「LED STUDIO™」が創り出すライティングが考慮された臨場感あるCG背景の空間で人物撮影することで、CG撮影後に必要な背景と人物の合成作業が大幅にスピードアップします。これにより、これまで実現できなかったスピードでバリエーション豊かな撮影や素材制作が可能です。

 

「LED STUDIO™」の活用例

・現在の情勢下では難しい、海外や地方の風景を背景としたロケーション撮影やポートレイト撮影
・雑誌やCMの宣材撮影や動画撮影
・イベントやオンラインライブなどのコンテンツ制作
・演者と空間を組み合わせた、多種多様な動画広告クリエイティブの作成
・スピーディーなクリエイティブ素材の制作と運用

 

さらに今後は、当社が保有する3DCG技術や空間スキャン技術を活かし、オリジナルのCG背景とLED照明のライティングパターンで制作した「当社オリジナルのLED空間モデルデータ」を大量に作成し、提供をする予定です。

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