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メーラー Shuriken で送信エラーになる場合の対処方法

Office 365 とメーラーの「Shuriken 2014」の組み合わせで使用しているのですが、以前は問題なく送受信できていたのですが2021年後半頃から何もしてないのに送信だけエラーが発生するようになりました。

最近はSlack中心でメールを使用することが余りないのですが、たまにメールを使用する場合に送信できないと不便なので解決方法をまとめておきます。

 

送信エラーの原因

メール送信エラーの原因はOffice 365 の TLS1.0 、TLS1.1 廃止です。廃止は段階的に行われ、TLS 1.2 に対応しないメーラーだとエラーが出るようになります。
Shurikenはデフォルトで TLS 1.0 で通信します。このためTLS1.0、TLS1.1が廃止されたタイミングでメール送信エラーが発生します。

 

送信エラーの対処方法

Shurikenの送信エラーを解決するには、「Shuriken TLS設定変更ツール」を使用してShurikenの通信を「TLS 1.2」に切り替える必要があります。

モジュールのダウンロードから shuriken_tlstool.exe をダウンロードして実行します。

ページでは対象製品「Shuriken Pro 7、Shuriken Pro 6、Shuriken 2018」となってますが、Shuriken 2014でもTLS 1.2に切り替えできました。

 

 

Shuriken の設定

おまけ、ShurikenでOffice 365に接続する場合の設定です。何かの参考まで。

受信

POP
  • サーバー名: outlook.office365.com
  • ポート: 995
  • 暗号化方法: TLS

 

送信

SMTP
  • サーバー名: smtp.office365.com
  • ポート: 587
  • 暗号化方法: STARTTLS

 

 

Shurikenは2022年2月9日に販売終了してしまいました。今どれだけShurikenを使ってる人が残ってるかわかりませんが、誰かの助けになればと思い記事に残しておきます。

 

2022年10月19日 追記

Office 365 やGmailではIDとパスワードを使用したログインが廃止になりました。OAuth 2認証に切り替える必要があるのですが、Shuriken 2014はOAuth認証に対応していないため、残念ながらShurikenとはさよならです。

Shuriken 2018はOAuth認証に対応しているのですが残念ながらGmail専用らしいとのことで、Office 365では使用できなようです。

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