入力文字読み上げソフト「VOICEPEAK」で、セリフブロックの「ナレーター」や「感情」をまとて一括編集する方法について書いてみます。
VOICEPEAKはセリフブロックごとに「ナレーター」を設定したり、「感情」のパラメータを変更することができます。後からナレーターや感情まとめて変更したい場合があります。しかし、現状はUI上から変更することはできないようです。
複数のセリフブロックをまとめて変更したい場合は、テキストエディターで.vppファイルを開いて編集するとよいです。
ナレーター
ナレーターを「女性1 」から「男性3」にまとめて変更したい場合は "key": "Speaker/f1" を "key": "Speaker/m4" のように文字列を置換します。
ナレーターの種類は以下のようになってます。
- 女性1 : f1
- 女性2 : f3
- 女性3 : f5
- 男性1 : m1
- 男性2 : m3
- 男性3 : m4
- 女の子 : f4b
感情
感情をまとめて変更したい場合は "emotions": {"happy": 0.0, "fun": 0.0, "angry": 0.0, "sad": 0.0}, の値を置換すると、まとめて変更できます。
例えば、「幸せ」20%、「楽しみ」50%、「怒り」70% 、「悲しみ」100% の場合、"happy": 0.2000000029802322, "fun": 0.5, "angry": 1.0, "angry": 0.699999988079071, "sad": 1.0 となります。
セリフブロックに感情の値が残ってるのに気がつかず作業を進めてしまい、後からまとめて設定変更するにはどうすればいいんだ?となったので、メモ的に残しておきます。
画面右のパラメータが目立つので編集しがちですが、セリフブロックごとに細かく変更する必要がなければ上のメニューにある「全体の感情設定」を使用するのがよさそうです。
また、「全体の感情設定」とセリフブロックの感情の両方を設定した場合、感情は加算された値になります。
VOICEPEAKは便利なソフトですが、出力ファイルの連番がファイル名の先頭に追加されたり、映像編集系のソフトとは少し文化が違う感じしますね。