CARD VIEW CREATION TOOLSについて書いてみたいと思います。
CARD VIEW CREATION TOOLSはmodo内でカードビューを作成するためのスクリプトです。modo 201の頃にPerlで書かれたものですが、背景色の設定やカードの切り替えなどカードビューの多くの機能をカバーしています。
modoの仕様が変わってしまったのが原因か、残念ながら701以降はエラーがでてCFGを保存することができません。記事を書くために601を引っ張り出しました。
コマンドの設定にポリゴンの「パートの設定」を使用するため、Card-O-Matic KITに比べてコマンドの編集が少し面倒です。
配布元のWebアーカイブ
SenecaさんはDOOMで有名なid Softwareの方で、多くのmodo用スクリプトを公開してましたがサイトが閉鎖されてしまいました。
https://web.archive.org/web/20170504221035/http://www.indigosm.com/modoscripts.htm
再アップURL
https://community.foundry.com/discuss/post/1137398
インストール方法
ファイルを解凍して以下のファイルを「Configs」フォルダにコピーします。
- cardTools.pl
- cardToolsForm.CFG
C:\Users\ (ユーザー名) \AppData\Roaming\Luxology\Configs
使用方法
とりあえず既存のCFGファイルを開くと理解しやすいです。modo 801のショーケースを読み込むとこんな感じになります。
C:\Program Files\Foundry\Modo\12.2v1j\extra\scripts\801_Showcase_Kit\configs\showcase_cards.cfg
CARD VIEW CREATION TOOLSでは1アイテムが1カードとして扱います。ボタンを作るには、ボタンのクリック範囲になる平面ポリゴンを作成して「ポリゴンのパート」にコマンドを設定します。このときカンマ区切りで「Region名,コマンド」のように入力します。Region名はボタンのクリック範囲に使用するKeyです。詳細はCFGファイルを開いて見ると理解しやすいです。
簡単なCard set Settingの説明です。
- LOAD CFG : 既存のCFGを読む込むことができます。ボタンのクリック範囲をメッシュとしてロードします。パートにもコマンドが入ってるので、ファイルを解析するに便利です。
- SAVE CFG :シーンのアイテムを参照してCFG出力します。
- name : カードの名前
- username : UIのに表示されるタイトル
- description : カードの説明
- transition : カード遷移時のフェードの速度。ミリ秒指定
- scheme :スキームの名前設定
- color : 背景色の名前設定
- COLOR SETS : 使用するスキーム名と背景色の指定
CARD VIEW CREATION TOOLSのコマンド
CARD VIEW CREATION TOOLSが独自に使用するコマンドの記述方についてメモっておきます。
- カードの切り替え
CARD VIEW CREATION TOOLSでは1アイテムが1カードとして扱われます。LINK=で切り替え先のカード名を指定します。Showcase_Design_Image,LINK=M801_Showcase_Design
Design_To_Showcase_Home,LINK=M801_Showcase_Homepage - URLに飛ばすNewIn601Link,openURL "http://www.luxology.tv/help.aspx?name=NewIn601.m4v"
- (--CARD--)
特別なパートです。ディスクリプションやスキーム、カードのインデックス番号が記述されてます。(--CARD--),QuickLaunch,Start Card,1,set.cardQTbg
特殊フラグ, 名前,説明/ディスクリプション,カードインデックス1~4,背景色
古いスクリプトですがカードビューの多くの機能に対応しているので、カードビューの仕組みを調べるのに役立つ気がします。
参考
https://web.archive.org/web/20170105055017/http://indigosm.com/modo2/CardTools.mov