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modoのポリゴン編集パフォーマンス向上

modoのポリゴン編集パフォーマンス向上をテストしてみた。

modo 13.1ではサーフェス計算コードが書き直され、新しいAPIを使用するようになりました。この変更で1アイテムに多くのポリゴンが存在する場合の編集パフォーマンスが向上してるとのことです。
現在のところパフォーマンス改善はフェースポリゴンに限定されていて、SubD/PSub/カーブの速度については以前のバージョンと変わりません。

プリミティブの球を4回細分割(Dキー)して70656ポリゴンにしたメッシュでテストしました。サブディビジョンはOFFです。ビューポート表示は「デフォルト」、ビューポートのパフォーマンス設定は「スムージング」「シェーダーツリー使用」ONです。

 

ポリゴン非選択の移動

  • modo 13.0 : 4.5 FPS
  • modo 13.2 : 9.2 FPS

ポリゴンを全選択した移動

  • modo 13.0 : 4.2 FPS
  • modo 13.2 : 1.7 FPS

パフォーマンスの「スムージング」OFFにして非選択の移動

  • modo 13.0 : 10.4 FPS
  • modo 13.2 : 11.5 FPS

 

ポリゴン編集が遅いと感じる場合は、パフォーマンスの「スムージング」をOFFにすると少しパフォーマンスが向上するようです。「ワイヤーフレームオーバーレイ」はOFFにしてもあまり速度に影響しませんでした。

modo 13.2ではハイポリのメッシュを移動/回転/スケールしたときの編集が速くなっているのが確認できました。今回は簡単にトランスフォームツールでテストしましたが、他のツール使用したときも若干早くなってる気がします。

ポリゴンを選択すると動作が遅くなりますが、ビューポートの設定で「選択表示」をOFFにすると早くなることから、オレンジ色のハイライト表示が遅い原因なのかもしれません。601頃にも選択してると遅いという問題があった気がするので、もう少し最適化が進めば編集がしやすくなりそう。

 

2020年7月28日 追記

modo 14.1のリリースノートにいくつか遅くなる問題を修正と書いてたので試したら、メッシュ選択時に動作が遅くなる問題が改善してました。

 

 

他のソフトと比較すると、3ds Maxは同じモデルで90FPSくらい出るので高速です。modoのメッシュ編集もこのくらい速くなって欲しいですね。

 

Mayaはポイントモードだとmodoと同じくらいですが、フェース編集が極端に遅いです。Mayaのモデリングはよくわからないので、プリファレンスをあれこれ変更する速くなるのかもしれません。

 

実際にはテクスチャやシェーダー、様々なポリゴン要素で速度が変わると思うので、あくまで参考程度の比較として見てくださいね。

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