参考資料

HHKB Studio 発売

省スペースキーボード「HHKB」で有名なPFUが、ポインティングスティックやジェスチャーパッドを搭載した「HHKB Studio」を発売しました。レイアウトは英語配列/日本語配列の2種類で価格は 44,000円(税込)です。

HHKBは静電容量無接点方式のキースイッチが特長でしが、「HHKB Studio」ではCherry互換のメカニカルスイッチを採用し、ホットスワップ対応という最近の自作キーボードの流れを組む仕様になっています。ジェスチャーパッドは面白そうですね。

https://happyhackingkb.com/jp/products/studio/
https://www.pfu.ricoh.com/news/2023/news231025.html

 

ポインティングスティック、ジェスチャーパッドを搭載した「HHKB Studio」新登場

HHKB配列の継承とカスタマイズ性を合わせ持つAll-in-Oneモデル

株式会社PFUが開発・販売する高性能コンパクトキーボードHappy Hacking Keyboard(以下HHKB)シリーズは、新たにAll-in-Oneのコンセプトを加えた「HHKB Studio」をPFUダイレクト(注1)にて本日2023年10月25日より販売開始します。

「HHKB Studio」はPFU の米国拠点であるPFU America, Inc.にて企画し、Huge Design LLC.(米国カリフォルニア州)にデザイン協力を得て開発した新しいラインナップのHHKBです。

「HHKB Studio」は、HHKBの合理的なキー配列を継承し、ポインティングスティックとジェスチャーパッドの機能を搭載。ホームポジションから手を離すことなく、思考を止めずにクリエイティブな活動へ没入できます。ジェスチャーパッドでは、画面スクロールやウィンドウ切り替えといった直感的操作が可能。また、ソフトウェア独自のショートカットをさまざまに割り当てることで、ユーザーのクリエイティブな活動をアシストします。

本商品はリニアタイプのメカニカルスイッチを採用。HHKBオリジナルのスムーズな静音リニアスイッチ(押下圧45g)の採用により、創造的なアウトプットをお手伝いします。さらに、キーマップ変更ツールを使うことで自分好みのカスタマイズを実現することができます。

 

背景

働き方の多様化が急速に進む現代では、スマートフォンやウェアラブルデバイスなど新たなコンピューティング環境や開発ツール・アプリケーションも多様化しており、「さまざまな入力操作」を快適に利用できるインタフェースの進化が求められています。「HHKB Studio」は「正確な高速タイピングを最小動作で奏でる」というHHKBの基本コンセプトを踏襲しつつ、「マウス機能」や「ジェスチャー機能」を1つのキーボードに統合しました。「HHKB Studio」のコンセプトは、「最小の動きで、無限大の創造を」。真のプロフェッショナルの道具として、ホームポジションを崩さずすべての入力操作を完結できる「All-in-Oneの新たな入力デバイス」としてご提供します。

 

 

特長

1.合理的なキー配列を継承したコンパクト設計

「HHKB Studio」は、東京大学名誉教授「和田英一」氏が発案したHHKBの基本コンセプトである合理的なキー配列とコンパクトサイズを継承。さらにシリンドリカルステップスカルプチャ構造も継承し、ホームポジションから手を移動させる必要がなくスピーディーなタイピングが可能です。
また、BluetoothとUSB Type-Cによるハイブリッド形式のマルチペアリング機能も搭載。バッテリーは乾電池を採用することにより一生モノとしての「馬の鞍」哲学を踏襲しました。さらに電池ボックスはキーボード筐体に完全収納のスタイリッシュなデザインを採用しています。

 

2.ポインティングスティック、マウスボタンを搭載

キーボード中央にポインティングスティック、スペースキーの下にマウスボタンを搭載。ホームポジションから手を移動させることなくカーソル操作が可能となりました。従来のマウスのようにキーボードと持ち替える手間も無くなり、思考を止めず作業に没入できます。
また、タッチパッドやマウスを置くスペースが不要になるため手狭なテーブルやカフェなど外出先でも快適に作業を行えます。

 

3.快適な入力環境を実現するジェスチャーパッドを搭載

装置側面左右、前面左右の合計4ヶ所にジェスチャーパッドを搭載。画面スクロールやウィンドウ切り替えといったアナログ操作も、ホームポジションを維持しながらスピーディーかつ直感的に操作可能です。さらにジェスチャーパッドにソフトウェア独自のキー操作を割り当てる(※)ことで、コーディング時のデスクトップ切り替えやオンラインミーティング時のボリューム調整、写真や動画編集時の調整などを直感的に行うことができ、クリエイティブな活動をアシストします。

(※)「キーマップ変更ツール」を用いることで割り当てることが可能です。

 

4.HHKBオリジナル押下圧45gリニアタイプの静音メカニカルスイッチを採用

キーを押していることすら感じない究極のスムーズさ。滑らかに指が動く躍動感で創造的な思考のアウトプットをお手伝いします。

 

「HHKB Studio」はホットスワップ方式を採用。通常プロファイルのMXスタイルの3ピンおよび5ピンメカニカルスイッチ(Cherry、Gateron、Kailh社製)と互換性があり、ユーザー自身でお好みのキースイッチへ変更も可能です。

  • 市販品と交換する場合は、事前に「HHKB Studio」との互換性があることをよくご確認ください。
  • ポインティングスティック周辺のキースイッチ(G/B/Hキー)を市販品と交換するときは、スイッチの突起部分がポインティングスティックと干渉する可能性があるため、スイッチの形状を事前によくご確認ください。

 

5.キー配列カスタマイズ機能でオンリーワンの“マイ・キーボード”に

「HHKB Studio」専用として今回新たに提供するキーマップ変更ツールでは、従来のキーマップ変更機能に加え、以下の4点の機能拡張を実施しました。

  1. ポインティングスティックとジェスチャーパッドの設定・変更が可能
  2. カスタマイズしたプロファイルは4つまで「HHKB Studio」本体に保存可能
  3. 複数キーを同時押しするショートカットを1キーに割当可能な機能を搭載
  4. ファンクションキーによるコンビネーション入力のレイヤーを拡張し、「標準」「Fn1」「Fn2」「Fn3」の4レイヤーが設定可能

今回の大幅な機能拡張により、仕事や趣味で慣れ親しんだ操作や好みの反映、使い勝手を追求したカスタマイズで、まさにオンリーワンの“マイ・キーボード”の構築が可能になります。

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