Maya 2025 がリリースされました。3ds Max 2021 に導入されたスマート押し出しが、Maya に移植されたようです。
https://help.autodesk.com/view/MAYAUL/2025/JPN/?guid=GUID-96FC4776-D3ED-4746-BF76-75093E165F4F
モデリングの新機能
Maya の新しいモデリングの更新には、スマート押し出し、ベベル フィルタリング アトリビュート、およびベベル入力としてのブール演算交差などがあります。
リギングとキャラクタ アニメーションの新機能
お客様からの要望に応えて、リガーやアニメータ向けに各種の更新と改良を行いました。
- 新しいアトリビュート エディタのデフォーマウィジェット
- ベイク デフォーマ: サンプル ポーズをベイク処理してキーのポーズを設定し、カスタムのモーション範囲をサポート
- ジョイント ラベルの文字を大きく
- 新しい proximityWrap 機能
- 新しいコンポーネント タグ エクスプレッション
- 新しい行列ベースのノード
- 新しいジョイントの方向付けオプション
モーション軌跡の更新
モーション軌跡に関連する情報がすべて単一の場所(モーション軌跡エディタ)に表示されるようになりました。
更新されたドープ シート エディタ
ドープシートの改訂により、アニメーションのタイミングを簡単かつ直感的に理解し、操作し、調整できるようになりました。
- グラフ エディタと同様に使いやすく整理されたインタフェース
- 異なるキー セットを視覚的に区別するためにカスタマイズ可能なカラー パレット
- キーフレーム プロパティの新しいビジュアル インジケータ
- キーを操作および移動するための直感的なコントロール
- キーを移動またはスケールする波紋編集機能
- カスタム チャネル セット
- キー値を表示および操作できる新しい精度モード
- 関連する ドープシートツールとオプションにすばやくアクセスするために修正されたメニュー オプション
- すばやく編集するための直感的なホットキー
グラフ エディタのホットキーの変更
グラフ エディタのカーブ スカルプト ツールの 2 つのキーボード ショートカットが変更されました。
開発者ヘルプ ポータル
Maya 2025 の開発者ヘルプには、専用の Web サイトが用意されています。
https://help.autodesk.com/view/MAYADEV/2025/JPN/
Arnold for Maya 5.4.0
Maya 2025 には Arnold 5.4.0 が含まれています。
- LookDevX での MaterialX シェーダ ネットワークのサポート
- プログレッシブ ディザ サンプリング
- ボリュームでのグローバル ライト サンプリング
- 反射の距離シェーダ
- オーバーレイ イメージャ
- オーバーレイ イメージ エディタが改善
- 改善された太いカーブのインターセクタ
- トゥーン ライトグループ AOV
USD for Maya 0.27 プラグイン
更新された Universal Scene Description (USD)プラグインを使用すると、アーティストは複数のプリミティブを一括でロードおよびロード解除できます。
- 一括編集: 複数のプリミティブをロード/ロード解除
- USD オブジェクトに対するユニバーサル マニピュレータ
- アトリビュート名の読みやすさの改善
- ペイロードのロードのためウェイト カーソル
- 匿名レイヤでの相対パスのサポート
- ファイル書き出しの既定のプリミティブの設定
- レイヤ エディタの更新: 再ロード オプションの永続的な表示
- Hydra for Maya v0.6.0
- 全般的な安定性の向上
LookdevX for Maya 1.3.0 プラグイン
LookdevX の最新の更新により、MaterialX データ形式がサポートされるようになりました。アーティストは、MaterialX マテリアルを Maya ジオメトリに直接割り当てることができるようになりました。
- USD および MaterialX シェーディング グラフのサポート
- MaterialX データ構造
- MaterialX マテリアルを Maya ジオメトリに直接割り当てる
- [タブ]メニューでライブラリ名で識別されたノード
- ツール バー
- 操作性の更新: アトリビュートのプロモート/降格
Bifrost 2.9.0.0
Bifrost 2.9.0.0 には、泡を使用して海洋の波をシミュレートするための新しいノードなど、多くの新機能および機能強化が含まれています。時間と距離の両方にわたって風によって動かされる水の表面に対してスペクトル波を作成し、それらをコライダによって発生する航跡や波紋のダイナミック波と組み合わせることができます。
- 新しい points_to_liquid_surface コンパウンド
- コンポーネント タグを取るノードで、コンポーネント タグの文字列エクスプレッションを取ることもできるようになりました
- ジオメトリ プロパティの補間モードは、プロパティ転送が使用されるするすべての場合にサポートされるようになりました。
- bake_instance_geometry ノードはプロパティを転送するようになりました。
- 基本的な計算ノードと論理ノードの多くは、追加のタイプをサポートするために追加のオーバーロードで更新されました。
- グラフ内で選択されたノードを取得したり、エディタで現在開いているグラフをクエリーしたりするための新しい VNN API が追加されました。
Substance 2.5.0
Maya 2025 には Substance 2.5.0 が含まれています。既定では GPU を使用するため、レンダリング速度とパフォーマンスが大幅に向上します。さらに、Maya 2025 と互換性のある Qt6 をサポートし、さまざまなバグ修正が行われました。
ボーナス ツールを追加
ボーナス ツールは、Maya のインストーラに含まれています。
その他の新機能
カスタム FBX ログ ファイル名
2 つの新しい環境変数を使用して、FBX の読み込みと書き出しのログ ファイルを整理できるようになりました。
カスタマイズ可能なクラッシュ ファイルの場所
環境変数を使用して、既定の Temp フォルダではなく、クラッシュ回復ファイルのカスタムの場所を設定できるようになりました(Windows のみ)。