Red Giant 2024.2 リリース

Red Giant 2024.2がリリースされました。After Effectsで3Dモデルを使用できるするプラグイン「Red Giant Geo」が大きな機能追加のようです。
発想としてはElement 3Dに近い物に見えます。After Effectsは最近のアップデートで3Dモデルの読み込みや、レンダラーの強化を行っています。どのようにすみ分けていくのか気になりますね。

https://www.maxon.net/ja/red-giant/trapcode/geo
https://note.com/maxonjapan/n/nbccabcb89e1f?sub_rt=share_pb

Red Giant

Red Giant 2024.2では、Red Giant Geoという新しいツールが追加され、ユーザーはAfter Effectsで3Dオブジェクトにテクスチャを割り当てたり、ライトを当てたり、クローンを作成したりできます。Trapcode Particularのレンダリング性能の大幅に向上やボケに対する新しいカスタムブラーマップの追加、LooksのUIも改善されました。

GEO

Geoは、テクスチャ、ライティング、3Dモデルのクローナーのための新しいAdobe After Effects用プラグインです。シンプルでありながらパワフルな3Dソリューションを提供することを目指しており、どんなスキルレベルでも取り組みやすく、しかし十分な機能を備えています。Geoは、既存のAfter Effectsワークフローにスムーズに組み込むことができます。Maxon カプセルライブラリからモデルを選択するか、独自のモデルをインポートし、そのテクスチャや素材を完全にカスタマイズできます。クローナーのコントロールで、さまざまな形状で簡単な配列を作成できます。また、ジオメトリからコンポジション内の選択したレイヤーに直接影を投影して、完全にシーンを表現することもできます。

3Dモデル

好きなモデルを手に入れて、始めましょう。C4D、OBJ、FBX、GLB、glTF、DAE、3DSと7種類のフォーマットをサポートしています。これにより適切なファイルを探す手間が減り、クリエイティブに集中することができます。

マテリアルとテクスチャの追加

最大5つのマテリアルを割り当てることができ、それぞれがベースカラー、ラフネス、メタルネス、サブサーフェイス、透過、不透明度、発光、バンプ（法線と高さ）など、独自の物理的特性を持たせることができます。After Effectsの完全な機能を活用して、任意のテクスチャを変更または作成できます。付属のマテリアルプリセットを使用して始めるか、完全にゼロから構築できます。3Dシーンを構築と変更がこれまで以上に簡単になりました。

屈折

Geoの屈折を使用して、実際の屈折率に基づいたリアルなガラス、水、およびその他の透明な素材を作成できます。これらは美しく見えるだけでなく、驚くほど高速にレンダリングされます！

クローン配列を作成

統合されたクローナーを使用して、ボックス、球、円柱状に簡単スピーディに配列できます。この使いやすいコントロールは、Cinema 4DのMoGraphに慣れているアーティストにとって馴染み深いものに感じるでしょう。ジオメトリを3つの軸全てに対して複製し、スケールや回転を調整することで、小惑星帯、行進する蟻の群れ、回転するスマートフォン、魅力的なアブストラクトアートなどを作成できます。

環境設定

堅牢な環境コントロールを使用して、シーンにジオメトリを溶け込ませることができます。組み込まれている太陽の光の色、強度、角度を調整できます。インタラクティブな屈折、イメージベースドライティング、反射のために屈折率と環境マップを割り当てます。影の色と強さも思い通りに調整できます。シネマティックな遠近感のために、可視性とフォグの減衰を設定できます。

シャドーキャッチャー

環境グループにあるこの便利な機能は、知っていただく必要があります。選択したコンポジションレイヤーのAEレイヤー変換を使用して、ジオメトリから投影される影の位置と回転を簡単に制御できます。カメラトラッキングされたVFXショット、モーショングラフィックスのプロダクトショットなどに驚くほど良く機能します。ジオメトリから影を分離して、完全なコンポジット制御を行います。