After Effects 24.2 がリリースされました。24.1 に引き続き3D関連の機能強化が行われています。
前回のGLTFは読み込んだモデルが上手く表示できませんでしたが、単純なOBJファイルなら問題なく読み込めました。複雑なデータだとエラーが出ます。相変わらずマテリアルを編集できないので、もう少し開発が進まないとAEだけで3Dオブジェクトのレンダリングを完結するのは難しそうです。
https://helpx.adobe.com/jp/after-effects/using/whats-new/2024-2.html
OBJ 3D モデルの読み込み
After Effects では、GLTF および GLB 形式に加えて、OBJ 形式の 3D モデルファイルを読み込めるようになりました。.obj ファイルと関連する .mtl ファイル(マテリアル)を読み込み、ネイティブ After Effects カメラ、ライト、その他の 3D レイヤーと同じ 3D スペースでコンポジションに追加、アニメーション化、およびレンダリングできます。。
モーショングラフィックステンプレートのプレビューのサムネール
コンポジションをモーショングラフィックステンプレートとして書き出す際に、新しい「ビデオプレビューを含める」チェックボックスを使用すると、テンプレートのビデオプレビューをサムネールとして表示できるようになります。シーケンスに適用する前に、サムネールにカーソルを合わせてスクラブすると、Premiere Pro エッセンシャルグラフィックスパネルでそのビデオをプレビューできます。
環境光での .exr ファイルの使用
.exr イメージファイルの拡張サポートと、既存の .hdr サポートを組み合わせると、ハイダイナミックレンジのイメージファイルを最大限に活用して、3D シーンでのリアルな照明や反射、シャドウを実現できます。
.exr イメージファイルを使用して環境光で照明を動作させるには、After Effects に読み込んでコンポジションに追加し、環境光源として指定します。環境光は、.exr イメージファイルに保存されている照明情報を使用してシーンを照らします。
Cycore プラグインエフェクトの機能強化
Adobe After Effects 用の Cycore プラグインエフェクトでは、そのエフェクトを通じてアニメーションワークフローでの作業中に、様々なクリエイティブの可能性を提供します。最新リリースでは、Cycore プラグインからお気に入りのエフェクトの一部に次の機能強化が導入されます。
- Ball Action:ディスプレイスメント、シェーディング、カラーリングなどの新しいコントロールを使用して、エフェクトコントロールを並べ替えました。
- Star Burst:新しいシェーディングコントロールを使用してエフェクトコントロールを並べ替えました。
- Particle World:パフォーマンスの機能強化を行いました。
- 環境:パフォーマンスの機能強化を行いました。
3D オブジェクトのシャドウをキャストおよび受ける
レイヤーの合成オプションを使用して、3D オブジェクトのシャドウをキャストおよび受信する機能を設定します。これらのプロパティは、コンポジション内の 3D オブジェクト間の関係や、オブジェクトがライトやシャドウとどのように作用するかを定義するための貴重なツールです。
- シャドウをキャスト:「オン」にすると、レイヤー内の 3D オブジェクトがシャドウをキャストできます。オブジェクトにシャドウをキャストしてもコンポジションに表示しない場合は、効果のみに設定します。
- シャドウを受ける:オンにすると、レイヤー内の 3D オブジェクトがシャドウを受けることができます。