Arnold GPUのパブリックベータ版を含むArnold 5.3が発表されました。2019年3月20日にダウンロード可能になるとのこと。Arnold GPUはMaya、3ds Max、Houdini、Cinema 4D、Katanaなどサポートされているすべてのプラグインで利用可能とのことです。
FXGuideに少し詳しい記事が掲載されています。
https://www.fxguide.com/quicktakes/arnold-gpu/
新機能
- アダプティブサンプリングの品質とパフォーマンスが大幅に向上し、最終的な画質を損なうことなくレンダリング時間を短縮できます。
- より現実的なシェーディングのためのRandomwalk SSSモードの改良。
- Standard Surfaceの使いやすさが向上し、ユーザーはより細かく制御できます。
- Operatorフレームワークの改善。これには、新しいIncludeオペレータと、それらを適用するためのよりアーティスト向けの方法が含まれます。
- スカイドームライトのより良いサンプリング、直接照明ノイズの低減。
- MaterialXのサポートを更新し、ユーザがシェーディングネットワークをMaterialXの外観として保存できるようにします。
GPUバージョンはNVIDIA用に最適化されています。Arnold GPUはNVIDIA OptiXフレームワークに基づいており、NVIDIA RTXテクノロジを活用するように最適化されています。
NVIDIA RTXはRTコア(レイトレーシング用に特別に設計されたGPUハードウェア)とAIアクセラレーション用のTensorコアを特徴とするNVIDIA Turing GPUアーキテクチャ上に構築されています。
重要なことの1つ、GPUとCPUからのレンダリング間の一致。
Arnold GPU in Maya
Arnold GPU rendering in 3ds Max
Arnold GPU interaction in C4D
NVIDIA RTXレイトレーシング高速化アプリケーション
- Adobe Dimension & Substance Designer
- Chaos Group V-Ray
- Dassault Systèmes CATIALive Rendering & SOLIDWORKS Visualize 2019
- Daz 3D Daz Studio
- Enscape Enscape3D
- Epic Games Unreal Engine 4.22
- ESI Group IC.IDO 13.0
- Foundry Modo
- Isotropix Clarisse 4.0
- Luxion KeyShot 9
- OTOY Octane 2019.2
- Pixar Renderman XPU
- Redshift Renderer 3.0
- Siemens NX Ray Traced Studio
- MPCやGenesis Virtual Production System、Weta DigitalやGazeboRT など、主要なVFXスタジオでもNVDIA RTXを活用しています。